開催案内

平成23年度より開催いたしております国際協力遺伝病遺伝子治療フォーラムを、今年度も諸先生のご配慮により、別紙に示す日程で開催する運びとなりました。
現在、欧米では難治性遺伝性疾患に対し多くの遺伝子治療が行われ、有効な治療成績を上げています。特に先天性免疫不全症では、すでに治療を選択する際のオプションの一つとなっています。また先天性代謝異常症でも副腎白質ジストロフィー、異染性脳白質変性症などで目覚ましい効果を挙げ、ムコ多糖症でも効果が報告されつつあります。一方本邦では遺伝病の遺伝子治療の臨床研究、治験はかなりの遅れているのが現状です。この状況を打破すべくプログラムを作成しました。今回は治験まで進んだ副腎白質ジストロフィーをメインテーマの一つに選びました。基礎研究、臨床研究、治験、それに対する患者会のサポートなどをフランスのAubourg教授、米国ブルーバードバイオ社のFiner先生、欧州ロイコジストロフィー患者会代表のAlba様に発表していただく予定です。また本邦遺伝病遺伝子治療の現状、会社の取り組みなどもテーマに取り入れました。最後にスペインのBosch教授にムコ多糖症に関する世界の遺伝子治療の現状もお話しいただく予定です。
本フォーラムに関し医師・研究者のみならず、患者様や創薬等に関わる企業の方々など関係者各位にご参加頂きたく、ここにご案内申し上げる次第です。

第4回国際協力遺伝病遺伝子治療フォーラム 幹事 大橋十也

実行委員長 衛藤 義勝(東京慈恵会医科大学遺伝病研究講座)
委 員 小野寺雅史(国立成育医療研究センター 成育遺伝研究部)
大橋 十也(東京慈恵会医科大学 遺伝子治療研究部)
奥山 虎之(国立成育医療研究センター ライソゾーム病センター)
藤本 純一郎(国立成育医療研究センター 臨床研究センター)
島田  隆 (日本医科大学 分子遺伝学)
小澤 敬也  (自治医科大学 分子病態治療センター遺伝子治療研究部)
辻  省次 (東京大学 神経内科学)
金田 安史(大阪大学大学院 医学系研究科遺伝子治療学)
玉井 克人 (大阪大学大学院 医学系研究科再生誘導医学寄附講座)
遠藤 文夫 (熊本大学大学院 生命科学研究部)
池田 康博  (九州大学 病院眼科)
武田 伸一 (国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部)
大津  真 (東京大学 医科学研究所幹細胞治療研究センター ステムセルバンク)
岡田 尚巳(国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部)
久米 晃啓 (自治医科大学 遺伝子治療研究部)
河合 利尚 (国立成育医療研究センター 成育遺伝研究部 遺伝子診断治療研究室)
小林 博司 (東京慈恵会医科大学 DNA医科学研究センター遺伝子治療研究部)
主 催 国際協力遺伝病治療フォーラム実行委員会
後 援 厚生労働省「難治性疾患等克服研究事業(代表:衛藤義勝)」
厚生労働省「成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(代表:小野寺雅史)」
厚生労働省「難治性疾患等克服研究事業(代表:奥山虎之)」
NPO法人日本ライゾーム病研究センター
日本遺伝子治療学会・日本先天代謝異常学会
食細胞機能異常症研究会

第4回国際協力遺伝病遺伝子治療フォーラムプログラム

日 時 平成26年1月16日(木曜日)13時~18時30分
会場 東京慈恵会医科大学 大学一号館講堂
総合司会 小林 博司 (東京慈恵会医科大学 DNA医科学研究センター遺伝子治療研究部)
13:00

開会挨拶

大橋十也(東京慈恵会医科大学 遺伝子治療研究部)
田原克志(厚生労働省健康局疾病対策課長)
加藤勝信 (内閣官房副長官)

13:15-15:00

第1部 本邦の遺伝子治療臨床研究の今

「国際共同研究に基づく遺伝子治療の治験実施を目指して」
小野寺雅史(国立成育医療研究センター)
「網膜色素変性に対する視細胞保護遺伝子治療」
池田康博(九州大学)
「表皮水疱症に対する間葉系幹細胞移植治療」
玉井克人(大阪大学)
15:00-15:10

休憩

15:10-16:00

第2部 副腎白質ジストロフィー症の遺伝子治療の臨床研究

「Gene therapy for adrenoleukodystrophy and Friedreich ataxia(tentative)」
Patrick Aubourg (University Paris-Descartes, France)
「Launching a pivotal study in childhood cerebral adrenoleukodystrophy
utilizing lentiviral gene transfer into C34+Cells-lessons learned」
Mitchell H. Finer (Bluebird Bio ,USA)
「ELA, an association of patients at the heart of the fight against the disease」
Guy Alba (The European Leukodystrophies Association (ELA), France)
16:00-17:30

第3部 遺伝子治療企業の取り組み

「造血幹細胞遺伝子治療の進展」
峰野純一(タカラバイオ株式会社)
「ウイルス工学の進歩が可能にする難病への挑戦:センダイウイルスのケース」
長谷川護(ディナベック株式会社)
「Glybera:the successful regulatory approval process in Europe
and planning steps to approach areas outside the EU」
Harald Petry (UniQure , Netherland)
 

第4部 特別講演

Towards a gene therapy for neurological and somatic MPSIIIA
Fátima Bosch(Universidad Autónoma de Barcelona, Spain)
18:30

閉会の挨拶   日本遺伝子治療学会理事長 金田安史(大阪大学)

主催
国際協力遺伝病治療フォーラム実行委員会
後援
厚生労働省「難治性疾患等克服研究事業(代表:衛藤義勝)」
厚生労働省「成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業(代表:小野寺雅史)」
厚生労働省「難治性疾患等克服研究事業(代表:奥山虎之)」
NPO法人日本ライゾーム病研究センター
日本遺伝子治療学会・日本先天代謝異常学会
食細胞機能異常症研究会

開催概要

日 時
平成26年1月16日(木曜日)13時~18時30分
会 場
東京慈恵会医科大学 大学一号館講堂
〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8
地図
定 員
200名
参加費
3,000円
連絡先
東京慈恵会医科大学DNA医学研究所遺伝子治療部・小林博司
電話 03-3433-1111、内線2386

参加申込

参加申込
添付の受講申込書に必要事項を記入の上、ファックスにてフォーラム運営事務局の株式会社キタ・メディア 担当:北畠(Fax:03-3814-1448)までお申し込み下さい。
または、ホームページ(http://www.jikei-idennbyou.jp/4th_gt-forum.html)にてお申し込み下さい。
申し込みを受け付けましたら参加証を送付致しますので、当日受付へご提出下さい。
申込締切
平成26年1月10日(金)
(定員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承下さい)
参加申込(フォーム) 参加申込書(PDF)ダウンロード

ポスター

第4回国際協力遺伝病遺伝子フォーラムポスター(PDF)